ハートの扉

2004年2月29日 恋愛
昨日は買い物に出かけた。
関西に帰ってきて、はじめて一人でふらふらと。
京都駅で所用をすまして、大阪で買い物。
久しぶりに大阪駅で下車した。
御堂筋口、いつからあんなにキレイになったんですかー??

大学生の頃、バイト帰りにいつも梅田阪急で買うお金もないけど、アクセサリーを見ていた。
今日は、好きなだけアクセを買おう!とそのまま阪急百貨店へ。
欲しかったネックレスを買って、ついでにふらふらと化粧品売り場へ流れて、結局買うつもりなかった口紅も一本かってしまった。
癪だったので、ネイルを塗りなおしてもらった。

そのあと、阪急電車に乗って、前の前に付き合っていた人とゴハンを食べに行った。
目的の駅で降りて、改札口へ向かうとき、知っている人を見た。
階段を急ぎ足で下りてくるその人は、3年前ちょっと好きになった、同じバイトで、同じ学科の男の子だった。
まだ学生だったのか・・。
昔よりも幼くなった服装と、あいかわらずの茶髪は、どうみても社会人ではないって勝手にわたしに思い込ませてしまった。

わたしが降りた新開地行きのその電車に、彼はわき目もふらず乗り込んだ。



声をかけたかったな。
今日、ふとそう思って携帯のメモリーをスクロールした。
消したと思った彼の名前は、残っていた。
電話するのはなんとなく気が引けたので、メールしてみた。

「久しぶり。昨日、偶然駅で見かけたからメールしてみたよ。」

相手のメモリーにはわたしの名前はもう消えているかもしれないから、一応最後に名字をいれてみた。

でも、送信ボタンを押して、
5秒とたたないうちにあて先不明の旨のメールが戻ってきた。

やっぱりなぁ。

ちょっと寂しくなって、でも時は流れているのだなぁと確実に感じ、そのままアドレスを消去した。
それでも、もしかしたら・・という思いは消えなくて、
最後に。と電話をかけた。
すぐに呼び出し音はなったけど、
違う人が出るのかな、そしたらすみませんと言ってすぐに切ろう、そんなことを考えていたら、
「はい。」
って男の人が出た。
声ではその主が彼なのかどうかはとっさにはわからなくて
「○○ですけど。」
と名字を言ってみた。

そしたら「あー久しぶり!!」って。


そのあとはいろいろおしゃべりをして、メールアドレスなんかを交換して、また遊ぼうね。なんて電話を切った。
帰りの電車の中でさっそく彼がメールをくれて、しばらくメールをした。

梅田で降りて、大阪駅に歩く間
右に見える大きなヨドバシカメラの建物は、こうやって学生の頃この人とよくメールなんかをしていた頃にはまだなくて、遠くにきれいにスカイビルが見えていたのにな、なんて思った。



あの頃には澄んで見えていたものも、今では見えなくなった。
わたしの心をふさいでいるものは、なんだろう。
ハートの扉を開いて、もういちど昔のようにきれいな情景に戻れたらいいな、なんて思う。

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