愛情表現について。
今日、電車の中で官能小説を読んでいて、ふと考えた。
その本は「母娘穢す」というなんとも鬼畜なレイプものなのだがおもしろくてたまらなく、まわりで人が本を覗き込んだら恥ずかしい(どころではない。)なんて思いながら、一心不乱に読み続けた。
そして、レイプされていくうちに高校生の女の子はその男たちに恋心を抱いていく。
無理やりに乱暴に抱かれながらも愛しさを感じて自ら腰を・・(以下、略)
まぁそれはいいとして、
わたしは好きではない男とセックスはできるが、おでこにキスはできないと思った。
本当に好きになったとき相手にしたいことは、ただ手を握りたいこと、耳たぶをかじりたいこと、髪をなでること、そんな簡単なことだな、と思った。
昔、髪をなでるという行為は、セックスより先にあるものだ、という文章をどこかで読んだ。
当時はよくわからなかったけれど、今はその気持ちがわかる。
自然に「好き」と口からこぼれ落ちる喜びは
好きな人に髪をなでられたときの喜びと似ている。
そんなことを考えて、エロ小説を読む自分は、変態だな、と思った。
今日、電車の中で官能小説を読んでいて、ふと考えた。
その本は「母娘穢す」というなんとも鬼畜なレイプものなのだがおもしろくてたまらなく、まわりで人が本を覗き込んだら恥ずかしい(どころではない。)なんて思いながら、一心不乱に読み続けた。
そして、レイプされていくうちに高校生の女の子はその男たちに恋心を抱いていく。
無理やりに乱暴に抱かれながらも愛しさを感じて自ら腰を・・(以下、略)
まぁそれはいいとして、
わたしは好きではない男とセックスはできるが、おでこにキスはできないと思った。
本当に好きになったとき相手にしたいことは、ただ手を握りたいこと、耳たぶをかじりたいこと、髪をなでること、そんな簡単なことだな、と思った。
昔、髪をなでるという行為は、セックスより先にあるものだ、という文章をどこかで読んだ。
当時はよくわからなかったけれど、今はその気持ちがわかる。
自然に「好き」と口からこぼれ落ちる喜びは
好きな人に髪をなでられたときの喜びと似ている。
そんなことを考えて、エロ小説を読む自分は、変態だな、と思った。
夏の終わりの水曜日、
お誕生日おめでとう、今年はどんな一年にしたいですか。
とたずねたわたしに
少し考えるふりをして、
「結婚しようか。」
と言ってくれたあなたのことをやっと心から好きと思えるようになりました。
どうか、この気持ちが揺らぎませんように。
ずっと彼を愛していけますように。
それからの日々は、何をしていても心はおだやかで、わずらわしい仕事や毎日の早起きでさえ楽しく感じるようになった。
たったひとつのきっかけでこんなにも気の持ち方は変わるのか。
単純なのね。
結婚して、子どもが生まれて、家族でキャンプをするの。そういうのが夢かな。すぐ叶いそうだけれど。
今のこの想いを1年後も持ち続けていたら、結婚しよう、そんな風にぼんやりと感じた夏の終わり。
返事はまだしていないのです。
お誕生日おめでとう、今年はどんな一年にしたいですか。
とたずねたわたしに
少し考えるふりをして、
「結婚しようか。」
と言ってくれたあなたのことをやっと心から好きと思えるようになりました。
どうか、この気持ちが揺らぎませんように。
ずっと彼を愛していけますように。
それからの日々は、何をしていても心はおだやかで、わずらわしい仕事や毎日の早起きでさえ楽しく感じるようになった。
たったひとつのきっかけでこんなにも気の持ち方は変わるのか。
単純なのね。
結婚して、子どもが生まれて、家族でキャンプをするの。そういうのが夢かな。すぐ叶いそうだけれど。
今のこの想いを1年後も持ち続けていたら、結婚しよう、そんな風にぼんやりと感じた夏の終わり。
返事はまだしていないのです。
眠くてなんにも考えられないときは、あなたにぎゅっと抱かれたい。
そうして、深い眠りに落ちるのです。
なんという幸せ。
この次はいつ会えますか。
「好き」だと言ってくれますか。
わたしを宝物にしてくれますか。
そうして、深い眠りに落ちるのです。
なんという幸せ。
この次はいつ会えますか。
「好き」だと言ってくれますか。
わたしを宝物にしてくれますか。
最近考えも行動も幼児化しているのは、絶対に付き合っている人のせい。
ようやく気づいたのだけど、わたしという人は、とてもまわりに影響されやすいみたい。よくないねー。
最近は、漫画読んで、ゲームして、アニメ見て・・
みたいな以前は考えられなかったような生活をしている。
最初は、やれやれ最初だけつきあったるか。(そういう趣味に)
って気持ちだったけれど、このごろは、わたし自身が楽しんできたりもしていて、なんだかおかしい。
まーもともとゲームは好きなんだけどさ。
そんなわたしだけど、最近結婚したくてたまらない。
だってまわりがいきなりばたばたと結婚するんだもん。
ここでもまた影響されてるし・・・。
結婚式では、わたしはピンクのドレスで
「赤いスイートピー」を歌いながら入場するの。
片手にはもちろんスイトピーの花を抱いて。
本当は「瞳はダイアモンド」の方がすきなんだけどこれは失恋ソングだからさ。
これだけは中学の頃から譲れない計画なのです。
でもこれ言ったら結婚してくれる人なんていなくなっちゃうかもね。
あー 早く会いたいな。
ようやく気づいたのだけど、わたしという人は、とてもまわりに影響されやすいみたい。よくないねー。
最近は、漫画読んで、ゲームして、アニメ見て・・
みたいな以前は考えられなかったような生活をしている。
最初は、やれやれ最初だけつきあったるか。(そういう趣味に)
って気持ちだったけれど、このごろは、わたし自身が楽しんできたりもしていて、なんだかおかしい。
まーもともとゲームは好きなんだけどさ。
そんなわたしだけど、最近結婚したくてたまらない。
だってまわりがいきなりばたばたと結婚するんだもん。
ここでもまた影響されてるし・・・。
結婚式では、わたしはピンクのドレスで
「赤いスイートピー」を歌いながら入場するの。
片手にはもちろんスイトピーの花を抱いて。
本当は「瞳はダイアモンド」の方がすきなんだけどこれは失恋ソングだからさ。
これだけは中学の頃から譲れない計画なのです。
でもこれ言ったら結婚してくれる人なんていなくなっちゃうかもね。
あー 早く会いたいな。
暗闇の中の行為。
どうしてもシャツを脱ぐことはできなくて、冷たい掛け布団を手繰り寄せて、恥ずかしさと体を隠す。
濡れた肌と慣れた指はただあなたの体を求める。
「本当はわたしはね、一緒に寝るときはさ、あなたのあそこを握っていないと眠れないのよ。」
なんてことはとても言えない。
衝動を抑えるためにぷいと反対を向いて寝ようとすると、そのうちにあなたの腕がわたしの体にかぶさる。
そして、シャツの裾から手をいれて乳房をいじりだす。
「もー寝るよ!」
なんていいながらも本当は心地よいからそのままでいて欲しいなーなんて思う。
そのうち体の向きを変えて、わたしも腕を彼の体へまわす。
何度も何度もキスをして、彼の頭を腕で包み、髪をなでる。
いつもは自分の方がずっと子どもなのに、こういうときだけどうして男は子どもになるんだろう。
わたしがわたしでいられるのは、本当はこういう時だけな気がする。
普段の自分ってなんなんだろう。
いっぱい言えない事があって、いっぱい秘密をつくってる。
どうしてそんなになってしまったの。
もう、結婚するまでセックスなんてしたくない、と思った去年の冬。
自分のおろかな行為を何度も切り捨てたくなった一人ぼっちの部屋。
きっと、いやなことから逃げるだけのために、男のぬくもりを求める。
わたしは、堕ちてしまったのだわ。
いつかは、打ち明けるとき。
いつかは、ばれてしまうとき。
そのとき、あなたはどんな反応を示すのだろう。
どうしてもシャツを脱ぐことはできなくて、冷たい掛け布団を手繰り寄せて、恥ずかしさと体を隠す。
濡れた肌と慣れた指はただあなたの体を求める。
「本当はわたしはね、一緒に寝るときはさ、あなたのあそこを握っていないと眠れないのよ。」
なんてことはとても言えない。
衝動を抑えるためにぷいと反対を向いて寝ようとすると、そのうちにあなたの腕がわたしの体にかぶさる。
そして、シャツの裾から手をいれて乳房をいじりだす。
「もー寝るよ!」
なんていいながらも本当は心地よいからそのままでいて欲しいなーなんて思う。
そのうち体の向きを変えて、わたしも腕を彼の体へまわす。
何度も何度もキスをして、彼の頭を腕で包み、髪をなでる。
いつもは自分の方がずっと子どもなのに、こういうときだけどうして男は子どもになるんだろう。
わたしがわたしでいられるのは、本当はこういう時だけな気がする。
普段の自分ってなんなんだろう。
いっぱい言えない事があって、いっぱい秘密をつくってる。
どうしてそんなになってしまったの。
もう、結婚するまでセックスなんてしたくない、と思った去年の冬。
自分のおろかな行為を何度も切り捨てたくなった一人ぼっちの部屋。
きっと、いやなことから逃げるだけのために、男のぬくもりを求める。
わたしは、堕ちてしまったのだわ。
いつかは、打ち明けるとき。
いつかは、ばれてしまうとき。
そのとき、あなたはどんな反応を示すのだろう。
最近彼氏ができた☆
なんか、中学生みたいな恋愛をしているのだけど、まーいっか。
ひとつひとつの一緒にする行動が、うれしいな。
そうね、これがわたしもあの人もあと5歳若かったらよかったのにって思ってしまうのはなぜだろう。
全然関係ないけれど、あー今なんかすごい桃鉄やりたいぞ。
なんか、中学生みたいな恋愛をしているのだけど、まーいっか。
ひとつひとつの一緒にする行動が、うれしいな。
そうね、これがわたしもあの人もあと5歳若かったらよかったのにって思ってしまうのはなぜだろう。
全然関係ないけれど、あー今なんかすごい桃鉄やりたいぞ。
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恋がはじまる予感
あなただけで、胸がいっぱい
恋が始まる予感
まるでレモンみたい弾ける・・
最近、好きな人ができた。
新しい職場に移ってから、あまりにもまわりにいる子が揃いも揃って彼氏がいたりしたものだから、口では「いいなー」と言っていたけど心の中ではいいな〜というよりなんでみんないるのよ?!みたいに思っていたのでちょっと夏前に好きな人でもできないかなぁなんて思っていたのです。なんで夏前かっていうと、やっぱり夏は彼氏と遊べるイベントがたくさんあるからさ。
それで、4月はコンパに4回くらいいったんだけど、そもそもコンパで好きな人を見つけよう、という考えがわたしには無理でした。
電話番号交換したりしたけど、面倒になって電話かかってきても無視したり。
そしたら、コンパと全然関係ないところで、いつも会ってる人をふとしたきっかけで好きになってしまった。
ここ3日間くらい、毎日メールをしてる。
わたしはメールをあんまりしないので、結構返事を返すのが遅いんだけど、それに対しても返事をくれるからとっても嬉しい。
最近は、自分から積極的になることはなかったけど、今回は自分から電話番号聞いたり、結構がんばったと思う!
4日後くらいに一緒に遊ぶことになった。
わたしが山登りが好きなので、山登り・・・・。
普通にいやって言えばいいのに、なぜかそうなってしまった。
いかにも山なんか登りません、みたいな人だから悪いことしちゃったなぁ。
彼女はいるの?
とかそういうことは恐いからまだ聞けないし、いるんだったら遊ぶ約束なんかしないで欲しいって思う。
でも今は、ただ毎日メールできることが嬉しい。
あなただけで、胸がいっぱい
恋が始まる予感
まるでレモンみたい弾ける・・
最近、好きな人ができた。
新しい職場に移ってから、あまりにもまわりにいる子が揃いも揃って彼氏がいたりしたものだから、口では「いいなー」と言っていたけど心の中ではいいな〜というよりなんでみんないるのよ?!みたいに思っていたのでちょっと夏前に好きな人でもできないかなぁなんて思っていたのです。なんで夏前かっていうと、やっぱり夏は彼氏と遊べるイベントがたくさんあるからさ。
それで、4月はコンパに4回くらいいったんだけど、そもそもコンパで好きな人を見つけよう、という考えがわたしには無理でした。
電話番号交換したりしたけど、面倒になって電話かかってきても無視したり。
そしたら、コンパと全然関係ないところで、いつも会ってる人をふとしたきっかけで好きになってしまった。
ここ3日間くらい、毎日メールをしてる。
わたしはメールをあんまりしないので、結構返事を返すのが遅いんだけど、それに対しても返事をくれるからとっても嬉しい。
最近は、自分から積極的になることはなかったけど、今回は自分から電話番号聞いたり、結構がんばったと思う!
4日後くらいに一緒に遊ぶことになった。
わたしが山登りが好きなので、山登り・・・・。
普通にいやって言えばいいのに、なぜかそうなってしまった。
いかにも山なんか登りません、みたいな人だから悪いことしちゃったなぁ。
彼女はいるの?
とかそういうことは恐いからまだ聞けないし、いるんだったら遊ぶ約束なんかしないで欲しいって思う。
でも今は、ただ毎日メールできることが嬉しい。
人波の中で、まわりの音に消されてしまわないように、ぴったりと耳を付けてあなたの声をひろったけれど、それはわたしにしか聞こえないはずのダイレクトに運ばれる声なのに、もうずっと手の届かないところにいってしまったような、そういう寂しさと喪失感を感じてしまったのは、傾きかけた朱色の太陽と、生ぬるい春の風が、あまりにも一人の午後には優しすぎたから。
バスの中から見た、東の山を照らした夕日は、知らない間に何回も季節が変わっていってしまったことを教えてくれた。
ずっと昔、何年も前に、学校をさぼってひとりきりで神社にお願い事をしにいった日、街中が一望できる神社の高台で、こういう光景を見た。
ゆるやかに、白からオレンジへとかわっていった街並みが、時の流れをはじめて痛切に感じさせてくれた。
今日のような思いがけないあたたかい風が吹いた日の日暮れ時は、過ぎ去った昔の、春の淡い思い出と、対照的な哀しい記憶が一緒になってガラス窓に映る。
バスの中から見た、東の山を照らした夕日は、知らない間に何回も季節が変わっていってしまったことを教えてくれた。
ずっと昔、何年も前に、学校をさぼってひとりきりで神社にお願い事をしにいった日、街中が一望できる神社の高台で、こういう光景を見た。
ゆるやかに、白からオレンジへとかわっていった街並みが、時の流れをはじめて痛切に感じさせてくれた。
今日のような思いがけないあたたかい風が吹いた日の日暮れ時は、過ぎ去った昔の、春の淡い思い出と、対照的な哀しい記憶が一緒になってガラス窓に映る。
昨日は買い物に出かけた。
関西に帰ってきて、はじめて一人でふらふらと。
京都駅で所用をすまして、大阪で買い物。
久しぶりに大阪駅で下車した。
御堂筋口、いつからあんなにキレイになったんですかー??
大学生の頃、バイト帰りにいつも梅田阪急で買うお金もないけど、アクセサリーを見ていた。
今日は、好きなだけアクセを買おう!とそのまま阪急百貨店へ。
欲しかったネックレスを買って、ついでにふらふらと化粧品売り場へ流れて、結局買うつもりなかった口紅も一本かってしまった。
癪だったので、ネイルを塗りなおしてもらった。
そのあと、阪急電車に乗って、前の前に付き合っていた人とゴハンを食べに行った。
目的の駅で降りて、改札口へ向かうとき、知っている人を見た。
階段を急ぎ足で下りてくるその人は、3年前ちょっと好きになった、同じバイトで、同じ学科の男の子だった。
まだ学生だったのか・・。
昔よりも幼くなった服装と、あいかわらずの茶髪は、どうみても社会人ではないって勝手にわたしに思い込ませてしまった。
わたしが降りた新開地行きのその電車に、彼はわき目もふらず乗り込んだ。
声をかけたかったな。
今日、ふとそう思って携帯のメモリーをスクロールした。
消したと思った彼の名前は、残っていた。
電話するのはなんとなく気が引けたので、メールしてみた。
「久しぶり。昨日、偶然駅で見かけたからメールしてみたよ。」
相手のメモリーにはわたしの名前はもう消えているかもしれないから、一応最後に名字をいれてみた。
でも、送信ボタンを押して、
5秒とたたないうちにあて先不明の旨のメールが戻ってきた。
やっぱりなぁ。
ちょっと寂しくなって、でも時は流れているのだなぁと確実に感じ、そのままアドレスを消去した。
それでも、もしかしたら・・という思いは消えなくて、
最後に。と電話をかけた。
すぐに呼び出し音はなったけど、
違う人が出るのかな、そしたらすみませんと言ってすぐに切ろう、そんなことを考えていたら、
「はい。」
って男の人が出た。
声ではその主が彼なのかどうかはとっさにはわからなくて
「○○ですけど。」
と名字を言ってみた。
そしたら「あー久しぶり!!」って。
そのあとはいろいろおしゃべりをして、メールアドレスなんかを交換して、また遊ぼうね。なんて電話を切った。
帰りの電車の中でさっそく彼がメールをくれて、しばらくメールをした。
梅田で降りて、大阪駅に歩く間
右に見える大きなヨドバシカメラの建物は、こうやって学生の頃この人とよくメールなんかをしていた頃にはまだなくて、遠くにきれいにスカイビルが見えていたのにな、なんて思った。
あの頃には澄んで見えていたものも、今では見えなくなった。
わたしの心をふさいでいるものは、なんだろう。
ハートの扉を開いて、もういちど昔のようにきれいな情景に戻れたらいいな、なんて思う。
関西に帰ってきて、はじめて一人でふらふらと。
京都駅で所用をすまして、大阪で買い物。
久しぶりに大阪駅で下車した。
御堂筋口、いつからあんなにキレイになったんですかー??
大学生の頃、バイト帰りにいつも梅田阪急で買うお金もないけど、アクセサリーを見ていた。
今日は、好きなだけアクセを買おう!とそのまま阪急百貨店へ。
欲しかったネックレスを買って、ついでにふらふらと化粧品売り場へ流れて、結局買うつもりなかった口紅も一本かってしまった。
癪だったので、ネイルを塗りなおしてもらった。
そのあと、阪急電車に乗って、前の前に付き合っていた人とゴハンを食べに行った。
目的の駅で降りて、改札口へ向かうとき、知っている人を見た。
階段を急ぎ足で下りてくるその人は、3年前ちょっと好きになった、同じバイトで、同じ学科の男の子だった。
まだ学生だったのか・・。
昔よりも幼くなった服装と、あいかわらずの茶髪は、どうみても社会人ではないって勝手にわたしに思い込ませてしまった。
わたしが降りた新開地行きのその電車に、彼はわき目もふらず乗り込んだ。
声をかけたかったな。
今日、ふとそう思って携帯のメモリーをスクロールした。
消したと思った彼の名前は、残っていた。
電話するのはなんとなく気が引けたので、メールしてみた。
「久しぶり。昨日、偶然駅で見かけたからメールしてみたよ。」
相手のメモリーにはわたしの名前はもう消えているかもしれないから、一応最後に名字をいれてみた。
でも、送信ボタンを押して、
5秒とたたないうちにあて先不明の旨のメールが戻ってきた。
やっぱりなぁ。
ちょっと寂しくなって、でも時は流れているのだなぁと確実に感じ、そのままアドレスを消去した。
それでも、もしかしたら・・という思いは消えなくて、
最後に。と電話をかけた。
すぐに呼び出し音はなったけど、
違う人が出るのかな、そしたらすみませんと言ってすぐに切ろう、そんなことを考えていたら、
「はい。」
って男の人が出た。
声ではその主が彼なのかどうかはとっさにはわからなくて
「○○ですけど。」
と名字を言ってみた。
そしたら「あー久しぶり!!」って。
そのあとはいろいろおしゃべりをして、メールアドレスなんかを交換して、また遊ぼうね。なんて電話を切った。
帰りの電車の中でさっそく彼がメールをくれて、しばらくメールをした。
梅田で降りて、大阪駅に歩く間
右に見える大きなヨドバシカメラの建物は、こうやって学生の頃この人とよくメールなんかをしていた頃にはまだなくて、遠くにきれいにスカイビルが見えていたのにな、なんて思った。
あの頃には澄んで見えていたものも、今では見えなくなった。
わたしの心をふさいでいるものは、なんだろう。
ハートの扉を開いて、もういちど昔のようにきれいな情景に戻れたらいいな、なんて思う。