倒れる

2004年10月2日 日常
祖母が、くも膜下出血で倒れた。
長い長い手術をして、成功したと、母から零時を過ぎて電話をもらった。
良かった、って思ったけど、これからのことを考えたら、手術で成功したってもう元の生活には戻れないかもしれないし、言い方は悪いけれど後遺症が残ってしまってまでも祖母は生きていたいのかなって思う。たぶん、違うと思う。

元気な頃、「ぽっくり死にたい」とよく言っていた。
わたしはそういわれたときは実感がないから「そんなの悲しいよ」って流したけれど、手術で無理やり命を引き伸ばされるくらいなら、苦しくないまま死なせてあげた方が良かったんじゃないのかな。

おばあちゃん子だったわたしは、小さいころは祖母が病院にいくだけでこのまま死んでしまうのではないかと不安でたまらなかった。
昔、わたしが小学生の頃祖母ががんで入院していたときも、彼女が万が一死んだとして、いなくなるなんて考えられなくて自分がかわりになりたいと思って毎日ないていた。

幸いがんは治って、それから10年以上元気でいれた。
その間にわたしも少しは大人になって、考え方も変わった。

あの頃のわたしはまだ身近な人を亡くしたことがなかった。
だから、死ぬということが恐くて、悲しすぎると感じていたんでしょう。


おばあちゃん、あなたは今、どんな気持ちでいるの?
このまま目が覚めて、それで私たちはこういう処置をしてしまってよかったのですか?

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